色でわかる

出かけた先で鍵をかけたかどうかわからなくなって不安になるということはありませんか?

しっかり鍵をかけたことが目でみて確認できたらわかりやすいですよね。

 

最近では鍵をかけたことを色でお知らせしてくれる製品が発売されています。

「締め忘れお知らせキー」と言われるもので、鍵をかけると手持ち部分の表示がオレンジになり、鍵をあけるとそれが黒になります。色がついていれば鍵をかけた、ということがはっきりわかるのでお年寄りや子供にとっても簡単に使うことができます。

 

この鍵は電池で動いているわけではないので電池交換などの手間や維持費もかかりません。

 

また、この「締め忘れお知らせキー」にはさらに便利な機能がついています。

万が一鍵を紛失したり盗難にあってしまったという場合には簡単に自分で鍵交換することができます。

紛失した鍵の専用チェンジキーを使えばシリンダーがリセットされるのでその後新しく購入した鍵を入れて回せばこれまで使っていた古い鍵は使えなくなります。

 

鍵を鍵穴にさしてまわすだけ。これだけで鍵交換が完了しますので業者さんにお願いする必要もないのです。

 

この鍵の仕組みは自動販売機の鍵にも採用されています。

自販機の飲み物を納入する際に業者さんはたくさんの自販機を回る必要があります。自販機を開けるときに業者さんはひとつひとつ別々の鍵を持ち歩いているわけではなくすべての自販機を開けられるマスターキーを使っています。

しかし、このマスターキーを紛失してしまうとすべてのシリンダーを交換しなくてはいけないので大変な労力がかかります。

そのため、ひとつのチェンジキーさえあれば元の鍵を使えなくできる技術が生まれたのです。

「締め忘れお知らせキー」の技術はこれを元に積水ハウスとオプナスが共同して開発したものだそうです。